2013年2月23日星期六

空冷&常用を想定しつつ,Core i7のオーバークロック耐性を検証する_2

。  V8の本体サイズは128(W)×120(D)×161.1(H)mmで,かなり大きく,とくに背が高い。ユニークなのはその構造で,120mm角ファンを中央に置き,それを二つの放熱フィンブロックが挟み,その外側からさらに別の二つの放熱フィンブロックが挟む仕様だ。計4ブロックの放熱フィンに対しては,銅製のCPU用枕から,ヒートパイプが2本ずつ伸びている。  挟み込まれた120mm角ファンは,付属するダイヤル式ファンコントローラと接続することで,回転数を800?1800rpmの範囲で無段階に調整できる。公称動作音は17?21dBAで,実際に動作させてみた筆者の主観では,最高の1800rpmで固定しても,動作音はIntelのCore i7リファレンスクーラーより静かに感じられた。 V8に標準で付属するLGA775用(上)と,RR-ACC-1366-GPに付属するLGA1366用(下)のリテンション金具。長さが異なる  V8の固定方法自体は,(リテンションの長さが変わっているだけなので)従来とまったく同じ。V8本体にLGA1366対応リテンション金具を取り付け,あとはマザーボードの背面から,バックプレートを介してネジ留めするだけである。  PCケースに組み付けた後のメンテナンスしやすさはさておき,取り付けやすさ,という観点では,Core i7リファレンスクーラーのプッシュピン方式と比べて,かなり容易になる印象だ。 Core i7-965 Extreme Editionで空冷4GHz超えを実現するV8 テストに用いた,製品版Core i7-965 Extreme Edition ECLIPSE SLI メーカー: 問い合わせ先:エムエスアイコンピュータージャパン TEL:03-5817-3389 実勢価格:4万3000円前後(2008年12月9日現在) このV8を取り付けてオーバークロックを試みるのは,「Core i7-965 Extreme Edition 3.20GHz」(以下,i7-965),アラド戦記 RMT。今回は,sSpec「SLBCJ」,ロット「3835A538」の製品ボックス版プロセッサを用意した。  また,マザーボードには「Intel X58 Express」チップセット搭載のMSI製品で,先のにも用いた「ECLIPSE SLI」の同一個体を流用。BIOSには,DarkBlood RMT,MSIから提供された,バージョン1.2βを用いる
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