先日PCを新調し,ついにWindows XPを卒業した筆者がお届けする「」の第257回は,イギリスのインディーズゲーム開発者であるMike Bithell氏が制作した「Thomas Was Alone」を紹介する。本作は,アラド戦記 RMT,友情とジャンプをテーマにした横スクロールアクションだ。まあ,ようやくWindows 7を導入したというだけなのだが,世間ではすでにWindows 8が発売されているらしい。世の中の流れが速すぎてついて行けません……。 さて,自意識を持った世界初のAIであるトーマスとその仲間達を操作し,力を合わせて出口を目指すという本作。その最大の特徴は,とことんまで抽象化された簡素なグラフィックスにある。掲載したスクリーンショットを見れば分かるとおり,主人公のトーマスはただの長方形だ。しかし,このただの四角い物体が一生懸命に飛んだり跳ねたりしている様子を見ているうち,なんだか愛着が沸いてくるから,アラ不思議。 キャラクターの基本操作は左右への移動とジャンプのみとシンプルで,泳ぐことができないトーマスは水の中に落ちるとやり直しになってしまう。また,タイトルに“ひとりぼっちだったトーマス”とあるように,ゲームを進めるにつれて,さまざまな個性を持ったキャラクターが仲間に加わるのも特徴の一つ。といっても,どれもこれも四角い連中ばかりだが……。 まず最初に仲間になるのは,正方形のクリストファー。見ようによってはずんぐりむっくりした体型の彼(?)は,見た目のとおりジャンプ力が低く,高い段差を超えるときにトーマスの力を借りる必要がある。つまり,トーマスを足台にして飛び上がるのだ。逆にトーマスでも届かない場所にジャンプするときは,クリストファーを足台にすればいい。仲間が増えてからは,操作キャラの切り替えが行えるようになるので,IXA RMT,この例のようにお互い助け合ってゴールを目指すというわけだ。 さらにしばらく進むと,今度はすらりとした長身というか長方形のジョンが仲間になる。ジョンは3人(?)の中でも一番背が高く,最もジャンプ力があるので,トーマスが行けないような場所へもジャンプできる。しかし,3人とも泳ぐことはできないので,さて困った。するとそこへ,どっしりした体格で水にも浮けるクレアが仲間に加わり……と,もうこのへんでいいだろう。このあとも続々と,新たな特徴を持った仲間達がトーマスのもとに集まってくる。それにしてもこの男(?),ただの長方形のくせに筆者より友達が多いとはどういうことなんだ……。 複数のキャラクターを操作するようになってからは,それぞれの形にあった出口が用意され,すべてのキャラクターを自分用の出口に導かなくてはならないため,動かす順番を間違えると手詰まりになってしまうこともあるので要注意。とはいえ,簡単にリスタートできるので心配は無用だ。一見すると無機伽圣哎楗榨%氓工坤沥绀盲趣筏骏辚ⅴ伐绁螭鋭抗簸阋荬牵ⅴ伐绁螗博`ムとしてテンポよく楽しめる作品に仕上がっている。 また,海外のレビューでは,ゲームの随所で挟まれるボイス付きの台詞による,意外とも言えるストーリー性の豊かさが高い評価を得ている。残念ながら台詞はすべて英語なので,じっくり堪能するのはちょっとハードルが高いかもしれないが,それを差し引いても本作独特の世界観は十分味わえるだろう。 そんな本作は,公式サイトでデモ版が公開されているほか,製品版がSteamやDesuraにて9.99ドルで発売中だ。 ■「Thomas Was Alone」公式サイト
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